謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
皆様のあたたかい応援を力に、こうして歌っていられることに感謝しております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年末、誕生日(12月22日 槇は冬至生まれです)プレゼントかクリスマスプレゼントでしょうか、昨夏の南青山マンダラでのライヴの模様をYouTubeにUPしていただきました。自分自身で紹介させていただくのも気恥ずかしく逡巡しておりましたところ、この欄でお馴染みの月刊FACTA発行人阿部重夫氏の新年を飾るブログ 『謹賀新年(ののちゃんとファド4)』 でご紹介していただきました。これ幸いと、ご紹介のご紹介をさせていただきます。
阿部氏のブログでは、『Primavera ~春~』 の画像をご覧いただけます。
CD収録、リリースを終え、気を引き締めて新たな一歩を踏み出すべく作った詞です。いつも通り、阿部氏に原詞を直訳していただき、槇が音と譜割りに合わせて日本語詞にしていきました。音の総数に対して収容できるコトバが、ポルトガル語に比べ日本語は格段に少ないので、いつも苦労するのは、どの言葉をカットするか、カットした後ストーリーとして成り立つのか、そして何より原詞の意味を損なわず伝えられるのかということです。また、韻をふむために重ねられているポルトガル語の流れを日本語詞に生かすべきかただの韻のための単語だと割り切るか判断しなければなりません。更に、歌ってみて、前後の言葉が美しく連なっているか、音のつながりや抑揚で予期せぬ名詞や動詞に聞こえてしまわないか、等々、乗り越えなければならない壁がいくつもあります。作詞家の方がお読みになったら笑われてしまうような作業かもしれません。一旦悩みの迷路に入ってしまうとなかなか抜け出せなくて何日も先に進まないこともよくありました。
阿部氏にも、槇にも、残したい言葉や表現があり、これは省略するわけにはいかず、いよいよ困ってしまうことも。そんなとき、プロデューサーの梶原秀剛氏の、さすがプロというアドバイスですっきりと完成することもありました。こうして出来上がった日本語詞はとても愛おしく、これからも大切に丁寧に歌っていきたいと思っております。
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YouTube 「槇 FADO」
本年もより一層精進してまいりますのでよろしくご指導のほど重ねてお願い申し上げます。